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陶器、土器、石器、艶出し加工したテラコッタなど、陶磁器には様々な種類があります。そのほとんどが焼成粘土で作られています。
多くの場合この素材は伝統工芸と関連しており、様々な創作に適した材料となります。POSCAは陶磁器を使った創作に理想的なツールです。
処理された陶磁器(艶出し加工された磁器など)の場合は暫定的デザイン、未処理の陶磁器(焼成粘土など)では恒久的デザインになります。いずれの場合でも、かつては食品に触れる用途に使われていましたが、現在は装飾を施した陶磁器は、安全上食品用途には不適とされています。
布で表面を拭き、完全に乾いたことを確認してから作業を開始します。
陶磁器にPOSCAを使って混色や重ね塗りの効果を出すことができます。
処理された陶磁器の場合はPOSCA塗料の乾燥時間が長くなります。こうした素材では線をベースとするデザインがよく合います。着色が必要な場合は数回塗った方がよいでしょう。その際は1度塗ったら少し時間を置いてから再度塗るようにします。
表面がざらざらした陶磁器の場合、小さい穴の多い表面から塗料が吸収され易いので、数回の重ね塗りが必要になるでしょう。
作品を仕上げ、完全に乾燥させたら、次のようにして色を定着させます。
表面処理された陶磁器(食品用途以外)の場合は、水性バーニッシュ・スプレー(保護用上塗り材)を吹き掛けます。素材表面から30㎝離れた場所からスプレー缶を小さく円を描くように動かしながらスプレーします。
表面がざらざらした陶磁器の場合、オーブンで焼成します。陶磁器をオーブンに入れゆっくりと220℃まで加熱します。それからオーブンを切り完全に冷ましてから取り出します。
作品を長持ちさせるには(食品用途以外)、表面に水性バーニッシュ・スプレーか接着材タイプのニスを塗ります。洗浄には必ず冷水を用います。