レノア・ローズに「訪れた国を色に関連付けて語ってください」とお願いしたところ、詳しく説明してくれました。本日彼女は南米コロンビアを訪れた時の思い出を語ります。この国は太平洋に面し、エクアドル、パナマ、ベネズエラと国境を接しており、近年は情勢が落ち着いています。 彼女の新刊『À la recherche des trois flamants roses』 の出版を記念し、出版社は1週間彼女の特集番組を配信します。これは出 版社のサイト と レノアのSNSから視聴できます。
コロンビアの青
「コロンビはいまだ未開の地で、観光開発はそれほど進んでいません。広大な国土全体に豊かな自然が残り、多くの国立公園があります。そして多様な景観が広がっています。私は、ボンバ・エステレオのメンバーである友人リー・サウメットに会いに、コステノ・ビーチ沿いの彼女の自宅を訪れました。そして彼女の誕生日を一緒に祝いました。
コロンビアには数週間滞在しました。最初に訪れたのはカルタヘナです。カルタヘナは実に神秘的で色彩豊かな古都です。ボートで30分ほどの沖合には未踏の島々が連なり、ベンディタなどの素晴らしいビーチがあります。次にリーの自宅があるコステノを訪れました。それはシエラ・ネバダ公園の一角になっており、手つかずの自然がそのまま守られています。そこには今も先住民が古来からの儀式と伝統を守って生活しています。
コステノ・ビーチ(ユースホステルの名前)で2つの大きなフレスコ画を描く機会がありました。その絵では青い色彩で偏在する海と自然景観を表現しました。最後の数日はメデリンで過ごしました。この大都市は他とは全く雰囲気が異なり、建築様式も違います。
コロンビアを表現する色といったら「青」です。私は都会よりも野生な雰囲気、自然、そして海が好きです。私にとっての青は、澄みわたった広大な空の色です。空の青は朝と夜では違って見えます。朝は灰色がかった青で、夜は月と星に照らされた濃い青です。これは海の青に似ています。青は私にとって素朴な色で、穏やかな気持ちにさせてくれます。そして元気を与えてくれます。青を見ていると自分の感情や感性を取り戻し、心の平穏を得ることができます。青はまた自然とその広大さを思い起こさせます。
『À la recherche des trois flamants roses』
この書籍では、世界各地へのレオナ・ローズの旅が、色彩豊かな絵日記で紹介されています。同伴者は彼女の仲間ナオミとミッシェルです。キューバのハバナから、モロッコとカンボジアを経由してニューヨーク(ビッグ・ァップル)へと向かう、多彩で楽しい冒険旅行の記録です。文章はイラスト付きです。イラストは薄めに色付けされており、2セント払えば自分の色を重ねることもできます。
6月3日刊行 リトル・アーバン出版
28ページ 33×46 cm.
リトル・アーバン x POSCA
ISBN: 9782374083414.