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あなたの旅を振り返ってみて、自分にどんな影響をもたらしたと思いますか?
10代のころ、ボウデヴィン・ブーフが世界中を旅してレポートする当時大人気のテレビ番組が大好きでした。. ボウデヴィンはオランダの作家で詩人でもありますが、信じられないような場所を訪れ、素晴らしい人々や不思議な出来事との遭遇をレポートしていました。

このテレビ番組の影響を大いに受けた私は、16歳になったときノルウェーへの一人旅を決行しました。列車で国中を巡り、信じ難いほど素晴らしい経験をしました!自然の美しさと人々の優しさに胸を打たれました。すっかり旅行にはまり、訪れる国に出来るだけ長く滞在してみようと心に決めました。旅は視野を広げてくれます。そしてあらゆるインスピレーションの源となります。我が家に帰るのとは全く意味が違うのです…。

そうした旅が現在の自分の創作活動に関係していますか?
まさにそうです!旅はインスピレーションを与えてくれます。他の国の文化や宗教、遺跡を自分の目で見て、サーフィンをしたりして自然に触れることができます。

ヨガと芸術、著述、旅行、そしてサーフィンという組み合わせは、どんな経緯で生まれたのですか?
人はみな様々な活動をしています。それが現在の自分を作り、自分にとって「神聖なもの」になり、私たちの感受性を養ってくれています。それを可能にしてくれるのがヨガとサーフィン、絵を描くこと、そして旅行することです。私にとって重要なのは、毎日心を空っぽにして、スイッチを入れ直し、新たなメッセージを受け取ることです。その中で多くの疑問が生れたり、時には答えが見つかったりします。

旅行しながらこのような様々な活動ができるのは、とても有難いと思います。そうした時間を活用して、時には瞑想したり、絵を描いたり、執筆したり、波をつかまえに海に行ったりします!

2013年には病気をされたようですが、それによって人生観がどう変わったかを話してもらえますか?
2013年に癌が見つかり、癌との戦いが始まりました。その時、休止状態のままにしていて、そろそろ再開しなくては、と思っていた活動をすることにしました。それが芸術活動です。私のワクチンともいうべき瞑想が、それに気付かせてくれました。
それはいろいろな意味で将来に対する考え方を変えてくれました。特に、これからどうやって生きていくかについての考え方が大きく変わりました。

それは新たな人生を歩み出す機会となりました。1日1日を満ち足りた気持ちで過ごすこと、その瞬間瞬間を楽しむことの大切さを学びました。

「私は自分のことをアーティストではなくクリエーターと称しています。私に力を与えてくれるのは、自分の近くにいる大切な人たちです。彼らは私のインスピレーションの源です。そして夢を負うことの大切さも彼らから教わりました。この先どうなるかというのは、その時になってみないとわかりません。」

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The pictures are by Marie-Therese Pfisterer

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