この30年間、POSCAマーカーは、世界各地であらゆる形式の創作活動に幅広く活用されてきました。
POSCAマーカーは80年代の始めに発売されました。すぐに都市文化が生んだアート集団にすぐに受け入れられ、特にグラフティ・アート集団に大歓迎されました。
グラフティ・アートのニーズを全て満たすPOSCAマーカーを彼らは直ちに採り入れました。POSCAは便利で効率よく描くことができます。ポケットに入れて持ち歩けば、街で描きたくなったらいつでも制作し、その作品を人々と共有することができるのです。これらのアーティストによって火が付いたPOSCAの人気は、都市エリアから徐々に各地に広がっていきました。アトリエで描いていたアーティストも街へ出て、ストリート・アートを試みるようになりました。その一方でグラフティ・アーティストはキャンバスに描き始めました。
こうした異なるアート集団同士の交流を通して、POSCAは世界的に信頼されるツールとなりました。以来POSCAは新たなユーザを獲得し続けています。
ストリート・アートから、イラストレーション、グラフィティ、ポートレート、あらゆる形態のカスタマイゼーション、そしてファイン・アートに至るまで、POSCAは様々な媒体を使う全てのクリエーターにとって、芸術活動の原動力となっています。
単発のプロジェクトから永続的なプロジェクトまで、POSCAは万国共通の伝達手段となり、創作に対する情熱を共有する、全ての年代のアーティストとアマチュアを繋いでいます。
1886 –「眞崎鉛筆製造所(のちの三菱鉛筆株式会社)」東京にて創業。日本の優れた伝統技術に基づき高級鉛筆を開発、製造、販売。
1983 – 1世紀にわたり筆記具と色インクの革新的開発を続けてきたuni三菱鉛筆社は、革新的な水性顔料マーカー、POSCAを開発。
当初はペン芯4種類、全22色でしたが、その後POSCAは長きにわたり水性マーカーとして発展し続け、支持を獲得していくことになります。
開発当時と同じ製法で作られている、POSCAの高品質なインクは、発色が鮮やかで、耐性が極めて高く、色が長持ちします。マットで鮮やかな色には深みがあり、アーティストの創作活動に広く活用されています。POSCAの「魔法のような」効果は、趣味を楽しむ人にも喜ばれ受け入れられていきました。
1980年代後半 – グラフィティが世界を席巻し、やがて美術館に展示されるまでに成長していきます。初代グラフィティ・アーティストらはPOSCAを絶賛し、グラフィティ・アートに不可欠なツールとして採り入れ、その表現技法の可能性を追求しました。そして徐々にPOSCAは都会で活躍するアーティストの創作活動に欠かせない手段となっていきました。
2000年代初頭 – 「ストリート・アート」という表現が芸術関連のニュースで頻繁に聞かれるようになりました。POSCAブランドはグラフィティ・アート集団を越えて広がり続ける芸術活動を促し、サポートしています。
2000年代 – インターネットにより、新世代のアーティストは、インスピレーションと創造の共有体験を求め、世界各地に赴き、探索できるようになりました。ボヘミアン・ライフがロードトリップへと変容したのです。ノマド族のツールとされるPOSCAは、世界各地への彼らの旅に同行します。
2009 – キャラクターのイラスト用として新たにアイボリー、ベージュ、ストローイエロー、ボルドー、スレートグレーの5色が加わり、POSCAのカラーバリエーションがさらに豊かになりました。
2010 – 新色インクとしてゴールドとシルバーが登場、。続いてメタリックカラー6色が追加されました。POSCAのカラーバリエーションは拡大し続け、あらゆる目的に対応できるようになっていきます。
2011 – YouTubeにPOSCA TV登場。急拡大するソーシャルネットワークにおけるPOSCAの存在は、POSCAブランドを用いるアート集団が大活躍していることの証しです。プロもアマチュアも、ごくシンプルなものから極めて独創的なものまで、創作体験を共有できるようになりました。
2012 – 音楽の新たな発見を探求する同人誌『スターワックス』と提携開始。POSCAコミュニティにより、素晴らしいピクチャーディスクでリミックス集が制作されています。
2014 – 10年足らずでPOSCAはカスタマイゼーションに不可欠なツールとなりました。POSCAブランドが16歳以下のサーフィン大会「Rip Curl GromSearch」に初登場。これにより、サーフボードのカスタマイゼーション・ツールであるPOSCAが熱烈なサーフィン・ファンに紹介され、POSCAによってカスタマイズされたボードが、ヨーロッパの海岸で最高とされる全てのサーフィンスポットで見られるようになりました。サーフィンの先駆者である先住民族は、ボードに魔術的シンボルを描いて海との戦いに挑みました。サーファーやアーティストは、POSCAを使うことでこうした先住民族の精神に立ち返ることができるでしょう。
2014 – POSCAとローヌ・アルプス地域圏との共同により「Flippaper」が制作されました。ジェレミー・コルティアルとローマン・ミレティチが開発した、このピンボール・マシーンは、POSCAマーカーで紙にピンボール台を描きます。そして精巧な電子スキャン・システムによってこの台の上でプレイすることができます。
2015
POSCAのカラーチャートにラメ色が追加され、POSCAのカラーバリエーションがさらに豊かになりました。新たな効果が加わったことで、創作の可能性が一層広がっています。続いてコーラルとシーグリーンの2色も新たに追加されました。
ラング・ストリートウェア・ブランドの20周年を記念して、POSCAはアーティスト、クリーズとのコラボにより、初めての限定版を出すことになりました。
2016
トレンドカラーであるフューシャ、ダークブラウン、ダークレッド、ネイビーブルー、カーキの5色が新たに加わり、POSCAカラーの幅がさらに広がっています。
POSCAは世界ヒップホップ選手権「Battle Pro」と提携。これによりマルセイユ版、ヒップホップ・スピリットの原点が永遠に記憶されることになりました。このカリスマ的マーカーがミニマスコット「マルセル」についてきます。ダンサーが(もちろんPOSCAを使って)サインしたマルセルのバックパックが、資格認定のログブックとなります。
雑誌『Surf Session』とPOSCAがコラボレーションした『Surf Artworks』発売。これはサーフボードのカスタマイゼーションの歴史を辿り、世界中のアーティストに敬意を表する内容です。
2016 年代末 – 一般向けにチュートリアル・ブリーフ・ケースを制作。チュートリアル・ブリーフケースは今や必須アイテムとなり、シーズンごとにリニューアルされていますが、どのバージョンでもPOSCAはアーティストとコラボレーションし、オリジナルデザインを発表しています。一般の人にアーティストから助言とコツを聞く機会を提供し、アーティストと同じようにインスピレーションを得て、さらに進歩できるよう支援することを目指しています。
2017
アーティスト、コーデックス・アーバーナスが、パリ水族館の黒い壁にPOSCAの蛍光インクで絵を描き、華やかに飾りました。「黒いライト」に照らされたデザインが、この場所の幻想的な雰囲気を引き立てます。
POSCAのラインナップに新たな極太丸芯PC-7Mが加わりました!これは色付けにも広範囲にわたる精密な作業にも最適なツールとして、すぐに多くのアーティストに採用されました。新発売を記念して、アーティストのオレリー・アンデスがオリジナルのビデオを作成しています。
2018年7月 – ブランドの影響力を支え、商品と素材に関する技術情報を提供すると共に、世界中のPOSCAユーザに敬意を表するため、POSCA.COMサイトの内容がリニューアルされました。